GUMI誕生日おめでとう!!!!!!!!!!!
……というわけで、6月26日はボーカロイドの「メグッポイド(愛称: GUMI)」の発売日ということで、
ニコニコ動画やpixiv、PIAPRO等では、それを祝ってGUMI関連の作品が続々とアップロードされています。
その中からオススメをいくつか紹介……
しようと思ったのですが、折角ここも”アルバム紹介ブログ”として軌道に乗ってきた(?)ので、
この記事では、これまでリリースされた「GUMIが映えるCDアルバム」を紹介させて頂こうと思います!!
同人・商業の双方を紹介しようと思いましたが、主に記事書いてるヤツの精神力が尽きたため、今回は同人CDのみとさせて頂きますorz
いくつかに絞ろうと思ったけど無理だったので(爆)、比較的短い紹介文を添えて一気に紹介させて頂きます。
あとチョイスが偏ってるのは気にしちゃダメです。。。
まずは、今年(2011年)にリリースされた同人アルバムから。
1)YM『マインドコントローラー』 → 公式サイト
……初登場以降、GUMI一本で投稿してきたYM(ワイエム)さんの集大成となる、1stアルバムです。
UKロックの流れを継ぐキレッキレのサウンドはひたすらクール。
そこに乗せられた、女の子のビミョ~な感情をうまく表現した歌詞。
これが実に味わい深く、”少女GUMI”のキャラクターとの相性は抜群なのです。
YM作品のもうひとつのポイントは、ビジュアル面の個性。
YMさんは曲だけでなく絵・動画も自ら制作しており、GUMIの衣装もロングスカートに裸足と、
公式イメージから若干のアレンジが加えられています。
それが本当に可愛らしく、CDで聴くのもいいけど是非動画でも見ていただきたいのです。
個人的におすすめの曲は、Tr.1 『レゾンデートル頂戴』、Tr.5 『ヒネクレタシンプル』、Tr.9 『アオハススメ』、
Tr. 11『ノーナイデンパ』、Tr.12 『ナガレボシ』。
タイトルをクリックすると、動画へジャンプします。
特に『ナガレボシ』は、アグレッシブな曲の多い中で異彩を放つ静かなバラードで、
このアルバムを引き締める上で、非常に重要な役割を持っているように思えます。
2)夜なべP『千年ノート』 → 公式サイト
……この方も、GUMI一本で(時折「Delay Lama」も使いつつ)活動してきた作家さんです。
同じく1stアルバムとなりますが、音は打って変わって、物静かなポストロックです。
音響の要素も入ってるのかな、派手ではないけど力強い、淡い光のような音楽を作る方です。
おすすめの曲は、Tr.3 『千年ノート』、Tr.6 『tread this earth』、Tr. 9『440Hz』、Tr.10『歩く魚』。
3)faker in my room『可能性と未来の狭間に沈む』 → クロスフェード動画@ニコニコ動画
……uz(ユージ)さんの3枚目となるフルアルバム。
ジャンルはエモ・ロック。こちらはGUMI一本ではなく、ミク曲とおよそ半々になります。
しかし、GUMIの放つ叫び(スクリーム)には、激しさを超越した「美しさ」さえ感じられ、
バックの音も派手で荒ぶっているのに、非常にクリアに聞こえてくるのです。
込められた激情が、何の障害物も経ず、直接脳髄に伝わって来る感覚はたまりません。
前作『嘘吐きの隣で』とはアプローチが異なりますが、いずれも間違いなく名盤なので、関心があれば是非。
いずれがっつり紹介記事を書きたいですね。
特に好きな曲は、Tr.1 『可能性と未来の狭間に浮かぶ』、Tr.2 『Sweet Sweet Cendrillon Drug』、
Tr. 5『奈落と唄』、Tr. 8『此処に在る左手と』、Tr.10 『青い花を』。
4) otetsu『Carnival』 → 公式サイト
……otetsuさんの5thフルアルバム。疾走する退廃的なロックが、強い中毒性を孕んでいます。
昨日紹介記事を書かせて頂いたばかりの作品ですね。
ボーカルは巡音ルカ・GUMIで半分ずつですが、アルバムのキーとなるTr.1 『カーニバル』を
GUMIが歌っていることから、GUMIアルバムとして改めて紹介させて頂きます。
当初、声優の中島愛さんが声を担当されたことと、その透き通った歌声から”純情アイドル”の立ち位置を
与えられたGUMIが、こういった暗くて容赦ない歌を歌っていることも、VOCALOIDシーンの面白みの一つだと思います。
興味があれば、是非紹介記事にも目を通してみてください。
5)takamatt『Miracle Child』 → 公式サイト
……takamattさんの1stフルアルバムです。ジャンルはR&Bやレゲエ。
こちらも先日紹介記事を書かせて頂きました。……そしたら何と、ご本人のブログで紹介されてしまうという始末!!恥ずかしい!!でも嬉しい!!!!!ビクンビクンッ
アルバム全体の鍵となるのはGUMIの透き通ったボーカルであり、そこに鏡音レン・初音ミク・歌愛ユキ・氷山キヨテルといった、他のボーカロイドが華を添える、という構図がすごく面白いです。
もし関心があれば、紹介記事の方も読んでみてくださいな。
……以上、今年リリースのCDから5点、選ばせていただきました。
1月のボーマス15と、6月のボーマス16の、両イベントで頒布されたものになります。
それでは続いて、2010年より前にリリースされた同人CDから、オススメを紹介させて頂きます。
1) buzzG『Rebellion on the Sunday』 → 公式サイト
……ロックの力強い音と優しい詞の掛け合わせが心地良い、buzzGさん初の同人アルバムです。
ボーカルはGUMIと初音ミクで半々くらいかな?繊細そうで芯の太い音が、脳に焼き付きます。
特に好きな曲は、Tr.1 『Srius』、Tr. 2『AGAINST』、Tr.3 『赤い雨』、Tr.6 『月の羅針盤』、Tr.10『Carry On』。
buzzGさんは既にメジャーデビューを果たしており、6月29日にはGUMI中心の商業2nd『祭囃子』をリリースします。
ドラムにLUNA SEAの真矢さんが参加していたりと訳がわからないことになっているので、こちらも関心があればチェケラしてみてください。
2) sasakure UK.『ラララ終末論。』 → 公式サイト
……ささくれP人気を決定づけた『ハロープラネット』『僕らの16bit戦争』を収録したアルバムです。
今挙げた2曲を含め「終末論シリーズ」と題した4部作が軸の、コンセプトアルバムでもあります。
お気に入りは、Tr. 4『カムパネルラ』、Tr.5 『ぼくらの16bit戦争』、Tr.8『マリィの世界』、Tr.9『*ハロー、プラネット。』。
『カムパネルラ』と『ぼくらの16bit戦争』がGUMI曲であり、他にも鏡音リン・巡音ルカ・初音ミクをあわせた4人のボーカロイドが、終末論4部作をそれぞれ歌います。
ささくれPは翌年(2010年)3月にメジャーデビューしており、「終末論シリーズ」を軸に再構築したアルバム『ボーカロイドは終末鳥の夢をみるか?』をリリースしています。そして、このアルバムの作り込みが本当に半端じゃない。『ラララ終末論。』の入手は困難ですが、もし興味があればメジャーCDの方を聴いてみてください。後悔は絶対にしないはずですから。
アルバムの詳細はこちらをご参照ください。
3)U-ji(霊長類P)『PLANET DANCE』 → 公式サイト
……可愛くてちょっと渋い、テクノポップが詰まったアルバムです。
基本的にはGUMIと初音ミク、時折がくっぽいどと巡音ルカも参戦しています。
特に好きな曲は、Tr.2 『DRIVE TO THE MOON』、Tr.5 『Feeling Again(DJ TO-Z Mind Eraser Remix)』、Tr.7 『Burning Heart』、Tr.9 『合鍵』です。
詳細や通販リンクは、こちらの記事をご参照ください。
4)キャプテンミライ『目隠しのステップ』 → 公式サイト
……「ごちゃまぜだけど、何となく統一感がある」というコンセプト(?)のアルバムで、
聴いてみてなるほど、単発で発表された、いろんなボーカロイドのいろんな曲が所狭しと収録されていますが、
それらは皆、同じ方向を向いていることがわかります。
ひとえに、キャプテンミライさんの個性・キャラがしっかり確立されてる事が示されてますね。
GUMI曲はTr.3 『エンドレス』、Tr.7 『目隠しのステップ』、Tr.9 『雨つぶDANCE』。
いずれもキラキラした、しかしどこかひねくれた、素敵なポップ・ロックに仕上がっています。
さらに、GUMI曲以外でおすすめなのがTr.1 『グッドナイト』。この曲、歌詞が本当に素晴らしいんです。
SFの匂いも込めた、素敵な世界を堪能することが出来ます。
詳細や通販は、こちらを参照してください。
5)コンピレーション『12 STARS』
……GUMIオンリーで12曲を収録したコンピレーション・アルバムです。
この頃はまだ、GUMI曲はミク等に比べニコニコ動画での人気も下火で、それではいかん、GUMIのシーンを盛り上げようと、Nemさん・buzzGさんが企画したCD、とのことです。
ちなみに、当時はおふたりともまだブレイクする前でした。
今のGUMI、そしてお二方の人気を考えると、色々と感慨深いものがありますね。
詳細記事はこちらになりますが、現在アルバムの入手は困難だそうです。
……
………………さて。
ここまで、「GUMIが映えるCD」というコンセプトで、VOCALOIDのアルバムを10作、紹介させて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
最後の方は駆け足になってしまいましたが、気になったアルバムがあれば、是非手にとって、聴いてみてくれると嬉しいです。
……え、もう買えないのもあるって?そこはまあ、あれですよ。同人の宿命というか、出会いというk(ry
同じボーカル音源で同じ声のはずなのに、まったく違う役割を与えられて、まったく違う曲を歌う。
あくまでシンセサイザーであるため、最初からボーカリストのイメージが固定されていない、というVOCALOID最大の利点が大いに効いた、バラエティ豊かなリストになったのではないか、と自負しています。
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