M3が終わっても、VOCALOIDとUTAU界隈は一息つく間もありません。
11/3(土・祝)に、史上初のUTAUオンリーイベント「みんなのUTAU」が開催されます。
会場は、神奈川県川崎市の川崎産業振興会館4F。JR・京急の川崎駅から歩いてすぐのところですね。

これまでも、「THE VOC@LOID M@STER(ボーマス)」内のプチイベントとして
「THE UTAU M@STER(ウタマス)」なるものが何度か開催されてきましたが、
UTAU単独のイベントとしてはこれが初めて。
参加サークル数は56と、即売会としてはとてもまったりしたものですが、
これまでのどのウタマスよりも圧倒的に多いのです。ざっと2倍、3倍くらいあるでしょうか。

なので、折角なので今回は本腰を入れて新譜チェックをしています。
下手したらM3の時より集中しているかもしれませんw
その中で、僕がどうしても欲しくなったいくつかの新作を、拙文とともに紹介させて頂こうと思います。

イベントについては公式サイトを読んでみてください。







B24 みこぺろ
「こどもどうぶつぼっさ」


今回一番楽しみにしているコンピレーション・アルバムです。
テーマは読んで字のごとく「子ども」「動物」「ボッサ」。
動物が主人公の、童謡チックだったり、童話チックだったりする楽曲を、
ボッサの洗練されたリズムに乗って、様々なUTAUキャラクターたちが可愛く楽しく歌います。

主催は「ちえP」。夏コミで「櫻歌ミコ」の大規模コンピレーションを主催された方です。
ご自身も変幻自在のコードが舞い踊る非常に高クオリティの曲を作られますが、
こうやって他の作家とともにひとつの完成された世界を作るセンスをも持ち合わせているのが本当に恐ろしい!w

6曲収録で、お値段なんと350円。
是非、クロスフェードを聴きながら、緻密に組み上げられた、それでいて楽しい世界を覗いてみてください。







B18 SIX DIE
健音テイコンピレーション「SIX DIE」
 → 特設サイト

こちらも6曲入りの「ミニコンピ」です。
「健音テイ(すこねてい)」を中心としたコンピレーションですが、
曲調がロックで統一されているところに惹かれました。

それぞれの曲が「色」をテーマにしており、それを意識しながら聞いてみるのも面白いかもしれません。
この「色」をもってして、健音テイというキャラクターに込められたものが何なのか、僕もとても気になります。

6曲収録、イベント価格800円。

 





A02 やまとまないた
波音リツコンピレーション「EFB」


「波音リツ」を軸に据えた大規模コンピレーションです。
試聴音源を巡回して分かるのは、「波音リツ(なみねりつ)」の歌声が、他のどのUTAUよりも群を抜いて力強いこと。
声にいくらか種類がある中で、特に「強音源」と呼ばれるもののパワーの凄まじいこと!
このクロスフェード動画でもいくつか使用されているので、是非聴いてみてください。

ボーナストラックの12曲目には、波音リツの声の主である「カノン」さんが歌われています。
この圧倒的な存在感を誇る音源が生まれ出たと言われて大いに納得する、強い歌声の持ち主です。

12曲収録、イベント価格1200円。








C10 hcbc.
滲音かこいコンピレーション「Fantastic cage」
 → 特設サイト

とにかく掴みどころのないUTAU音源「滲音かこい(にじみねかこい)」のミニコンピです。
この作品が他と一線を画しているのは、音だけでなく絵のコンピレーションでもある点でしょう。

6つの絵と6つの曲。
互いにそれぞれつがいとなり、視覚・聴覚の双方に訴えかけます。
曲調も、これまで紹介した作品と比べて落ち着いた、ふんわりした曲が多めです。
個人的に特に楽しみにしているのが、pulotさんの新曲。
「napitas」「ハルシオン」という名盤を生み出された方ですが、ここ1年ほど音沙汰がなかったんですよね。
この企画でpulotさんと組んでいる、meisaさんという絵師さんの作品も大好きなので、とにかく楽しみで仕方ありません。

6曲入りCDと、フルカラー20Pの画集がセットで、イベント価格1000円。







B08 白色手帖
「UTAU CRITIQUE」
 → 公式ブログでの告知

VOCALOIDではまだ数少ない「批評」同人誌を発行するサークル「白色手帖」。
これまで「VOCALO CRITIQUE」を精力的に刊行し、僕もVol.1に寄稿させて頂いたことがあるのですが、
通算6冊目にして初めてUTAUをテーマにした新刊を発行されました。

UTAU音源「桃音モモ」の中の人である「藤本萌々子」さんを囲んだ座談会のほか、
ツールとしての、文化としての、様々な側面からUTAUについて論じたコラムが掲載されています。

イベント価格500円。






・・・以上、現時点でどうしても欲しい4作のCD(と、1冊の本)を挙げてみました。

といっても、56サークルという数なので、イベント前に試聴音源を全部聴いたり、本のサンプルを全部読んだり、
そして何より当日会場で全サークルをはしごすることも決して不可能じゃないという贅沢が出来る!
M3やボーマスほどの規模になると、こういった楽しみ方がしたくても出来なくなってしまうんですよねえ。

というわけで、ニコニコ動画での視聴動画の検索タグも置いておきますね。こちらからアクセスできますよー。

事実上、史上初のUTAUオンリーイベントである「みんなのUTAU」。
文化の日に少し時間があれば、足を運んでみるのもいいかもしれませんよ。



■「みんなのUTAU」公式サイト